食べログは飲食店へのショバ代を20倍に値上げした

食べログはここ数年の短い期間に飲食店へ要求するショバ代を急激に値上げしている
月額5000円から月額10万円、実に20倍だ
こんな馬鹿げた値上げが常識的な方法で通るはずがない
飲食店の来店数が20倍になるわけがないではないか

 

なぜレストランはこの非常識な値上げを飲み込むしかなかったのか
理由は2つだ
1)金を払わない限り食べログではまともに表示されない
2)食べログはGoogle検索を人質にとった

 

詳しく述べよう

 

1)金を払わないと食べログの検索では表示されない
山本一郎氏の記事に詳細は書かれている
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20160911-00062088/

大多数の利用者は「標準」などという真っ赤な嘘表記がされた広告タブだけを見てレストランを探す
画面設計が「利用者をだまし討ち」するよう設計されている
利用者は(コンテンツだと思い込んだ)広告しか見ない、従って食べログに金を払ったレストランしか食べログでは見つけられない
どんなに味が良くても、どんなにサービスが良くても「食べログに金を払わないレストランの情報は利用者から隠す」ことを優先した設計だ
金を払わない限り食べログでは実質的に表示されない

 

2)食べログはGoogle検索を人質にとった
食べログはSEOマフィアだ
http://blog.alco.co.jp/archives/1209

SEOにより検索結果を汚染し、公式ページより検索上位に食べログが来るという始末だ
ホットペッパーやぐるなびなど、レストランが掲載を希望しているサイトよりも食べログが検索上位にくる始末だ
レストランが掲載を望んでもいない、勝手に食べログが載せた無責任な情報がGoogleでもっとも優先される
それは食べログがGoogleを攻略すべく、利用者やレストランなどの利便性を全く考えないSEOを徹底しているからだ

食べログが握っているGoogleSEO利権は、電通が握っているテレビ利権となんら変わりない
強力なSEOによって検索メディアを押さえた食べログだからこそ、短期間のうちに20倍の値上げといった恐喝まがいの値上げをやってのけるのだ
電通が大手企業に対してやったことを、食べログは小さな個人経営のレストランまでにやろうとしているのだ

 

 

以上のように、食べログはレストランの情報を勝手に掲載し、それをもって検索を歪めて検索利権を構築した。その利権を使って恐喝まがいの手法でレストランから金を巻き上げているのだ

金を巻き上げられているのは、最終的には利用者であることにも留意すべきだ

食べログに払わされる10万円が無ければ、それは食材やサービスになったかもしれないのだ

 

食べログが検索結果をいかに歪ませているかは、山本一郎氏の記事の「食べログは競合他社に比べてARPUが低い」という事実からも裏付けられる

ARPUが低いのは当たり前ではないか
不自然に強力なSEOで無理矢理連れ込んだユーザーが来店しないのは当然だからだ
検索を歪めて利用者を迷い込ませ挙げ句に、食べログに金を払ったレストランの情報だけを見せておいて、競合よりARPUが高くなると本気で考えているとしたら頭がおかしいとしか言いようがない

 

利用者は食べログを使わないこと、レストランは無駄な金を食べログに払わないこと、まともなレストラン選びができる環境を作る道はそれしかない